機械工具

6種類のバイス(万力)【特徴と用途】

バイス(万力)の種類【特徴と用途】

バイス(万力)とは、工作物を固定し、その上で作業をするための機械装置です。

バイスは2つのジョー(顎)で構成され、一方のジョーは固定されていて、もう一方のジョーはネジやレバーなどで動かすことができます。

機械加工、金属加工、木工など様々な分野で使用されています。

ここでは、バイスの種類とその用途、使い方について解説していきます。

バイス(万力)の種類

ここからは、バイス(万力)の種類について解説していきます。

リードバイス

リードバイスは、最も代表的なバイスで、バイス本体を作業台にボルトなどで締結して使用します。

ヤスリやタガネなどで作業をする際に使われるほか、ハンマーなどの衝撃を加えるような作業でも使われます。

リードバイスには、回転台が付属しているものもあり、回転台があると方向を自在に回転させて使用することもできます。

リードバイスのことを横バイス、横万力と呼ぶこともあります。

ベンチバイス

ベンチバイスは、クランプ・ネジを使って作業台に取り付けるタイプのバイスです。

作業台に一度固定すると据え置きのまま使われるリードバイスに対して、ベンチバイスは作業内容に応じて簡単に設置・取り外しができるようになっています。

リードバイスと並んで、よく使われるバイスです。

マシンバイス

マシンバイスは、ボール盤やフライス盤を使用する際に、対象物をしっかりと固定するために使われます。

バイスはボール盤やフライス盤のテーブルに取り付けられ、穴あけやフライス加工などの作業をします。

マシンバイスには、使用者が手で工作物を保持しなくて済むという利点があります。

精密バイス

精密バイスは、工作機械でより精密な加工を実現するためのバイスです。

バイスが精密に研磨されているので、一般的なバイスに比べて直角度や平行度をより高い水準で実現することができます。

精密バイスの中には、作業中の浮き上がりを防止する機能がついたものもあります。

ヤンキーバイス

ヤンキーバイスは、機械加工をする工作物を固定するためのバイスで、マシンバイスの1種です。

ヤンキーバイスは、ボール盤などの工作機械のテーブル上に取り付けて、穴あけ作業をする工作物を固定するために使用します。

ヤンキーバイスの本体は、底面と側面が垂直になっています。

そのため、底面を下にして工作物を固定する一般的な使用方法だけでなく、側面を下にして工作物を固定しながら作業できるというメリットもあります。

シャコ万力

シャコ万力は、ネジ機構で顎(ジョー)を調整し、工作物を固定するバイスの1種です。

シャコ万力は、手軽に持ち運びができて、使う人の環境や状況を選ばないので、趣味で工作をする人やDIYが好きな人からも人気のあるバイスです。

シャコ万力には、様々な種類があり、それぞれ用途に合わせて設計されています。

バイス(万力)の使い方

一般的なバイスの使い方です。

バイスの取り付け

バイスを使用する前に、作業台などの安定した場所に固定します。

固定した後は、しっかりと取り付けられていることを確認します。

バイスの顎(ジョー)を開く

バイスのジョーを開くには、ハンドルを反時計方向に回します。

工作物を設置する

工作物が固定されたジョーの表面に乗るように、バイスのジョーにセットします。

テーブルで作業をする場合は、切断、接着、塗装などの作業を行う際に、不要な振動が発生するのを防ぐため、軽く力を加えて問題が起きないか確認します。

バイスの顎(ジョー)を閉じる

ハンドルを時計方向に回すと、ジョーが内側に移動し、バイスのジョーが工作物を掴みます。

バイスが工作物をしっかりと掴むまで、固定状況を確認しながらハンドルを回します。

しっかり固定できたら、作業できるようになります。

まとめ

バイス(万力)の種類、特徴、使い方のまとめでした。

この記事が、バイス(万力)選定の参考になるようなら幸いです。