機械工具

7種類のスパナ【特徴と用途】

スパナの種類【特徴と用途】

主にボルトなどを締めたり開いたりするために使われるのがスパナです。

スパナの材料は、一般的に鍛造鋼や炭素鋼で構成されています。

スパナは、その種類によって、形状や大きさなどは様々です。

ここでは、スパナの種類とその用途について解説していきます。

スパナの種類

ここからは、7種類のスパナについて解説していきます。

両口スパナ

両口スパナは、両方の端が開いていて、ナットやボルトの頭をつかんで緩めたり締めたりするタイプのスパナです。

ダブルエンドスパナとも呼ばれます。

両端は、本体から15度から30度くらいの角度で作られていて、両端のそれぞれ異なる大きさの開口によって形成されています。

例えば、片方が17mmだと、もう片方が19mmの大きさになっているなどです。

スパナの中で最も広く使用されているタイプです。

片口スパナ

片方の端が開いていて、ナットやボルトの頭をつかんで緩めたり締めたりするタイプのスパナです。

シングルエンドスパナとも呼ばれます。

開口部の顎の部分の距離によってサイズは決められます。

コンビネーションスパナ

コンビネーションスパナは、片方が開口部を持ったスパナの形状をしていて、もう片方にはメガネレンチの形状によって形成されたスパナです。

コンビネーションレンチという呼び方もされます。

コンビネーションスパナは、スパナ側が対応する径と、レンチ側が対応する径が同じになっています。

イグニッションスパナ

イグニッションスパナは、片方の開口は通常のスパナと同様の15°ですが、もう片方の開口が60°と大きく曲がっているスパナです。

両端の開口の大きさは同じになっています。

狭い空間だと、通常のスパナでは回し代が少なく、ボルト・ナットの締結が困難になりますが、イグニッションスパナなら狭い空間でも使いやすい形状になっています。

用途が明確になっているなら、イグニッションスパナを選ぶのも選択肢の1つです。

打撃スパナ

打撃スパナは、先端が太く、ハンマーでナットやボルトなどの締結部品を正確なトルクで締め付けるために使用します。

また、ハンマーで叩くとナットやボルトに大きな力と振動が伝わるので、固着した締結部を緩めるのにも活用できます。

人力だけでは、緩めたり締めたりするのが難しいケースに最適です。

フックスパナ(引っ掛けスパナ)

フックスパナは、ピンまたはフックノーズで終端している湾曲した形状を持つスパナです。

リングナットやボルトヘッドの溝、ベアリングナットの穴にロックさせて回すために使われます。

リングナットやボルトの頭部、ベアリングナットの半径方向の穴にしっかりと固定されるため、容易にグリップでき、テコの作用も活用して回せるようになっています。

フックスパナには多くのサイズがあり、ターンロックや調整が必要な部品の形状に合わせて、さまざまな形状のものがあります

引っ掛けスパナとも呼ばれます。

ピンスパナ

ピンスパナは、2本の脚をリベットで結合して作られたスパナです。

脚の先にはピンが付いていて、外周にスパナピンを受ける穴を持った丸ナットに対して使用します。

脚の間隔を広げたり狭めたりすることで、様々な大きさのナットに使用できます。

スパナの選び方

スパナを選ぶ際に最も重要となるのが、サイズです。

スパナのサイズはJISによって規定されています。

JISでは、スパナの二面幅(開口部の幅)を「呼び」と規定していて、「呼び」によって寸法を定義しています。

一般的にスパナを買うときに17mmや19mmと表示されるのは、全て「呼び」です。

JIS規格の詳細は以下のサイトをご覧ください。

kikakurui.com:http://kikakurui.com/b4/B4630-1998-02.html (本文閲覧無料、図表なし)

豆丁:https://www.docin.com/p-46112683.html(本文・図表閲覧無料、ダウンロード有料)

スパナを選ぶ前には、締結に使うボルト・ナットのサイズが、スパナの「呼び」と合っているかを確認するようにしましょう。

心配な場合は、複数のサイズがセットになっているスパナセットを購入するのがよいでしょう。

まとめ

スパナの種類と用途に関して解説しました。

こちらで紹介したスパナの種類と用途が参考になれば幸いです。