機械工具

6種類のポンチ(工具)【特徴と用途】

ポンチの種類【特徴と用途】

ポンチとは、材料を切断したり、成形したりするために、先端がとがった金属棒で、ハンマーやノミのような他のツールと組み合わせて使われます。

その用途は、穴あけ、円の描画、破損したリベットやボルト、ピンの除去、ドリル用の穴の下準備など、さまざまです。

ここではポンチの種類とその用途について、解説していきます。

ポンチ(工具)の種類

ポンチは、自動車、航空宇宙、製造業、防衛機器などで使用される加工対象物に穴を作る際に使用されます。

また、食品・外食産業でも使われるほか、日常生活においても紙に穴をあけるためにもポンチが使われます。

ここからは、主なポンチの種類と用途を紹介していきます。

センターポンチ

センターポンチは、先端が60度の角度になったポンチで、ドリルのガイド用のくぼみをつけるたり、表面位置を特定したりするために使われます。

センターポンチを使ってガイドをつけることで、穴あけ用のドリルの刃がしっかりロックされて、狙った位置に穴を開けられるようになります。

センターポンチを使う際に、過剰な力で叩くと、目印の周囲に不要な突起やくぼみができてしまうので、注意が必要です。

ピンポンチ

ピンポンチは、ボルトやピンを取り外すときによく用いられるポンチです。

細くなっている先端形状は、リベットやピンを穴から完全に取り出したいときに適した形状になっています。

ピンポンチは、小さな金属軸が穴にはまったときや、錆びたチェーンがリンクに引っかかったときなどに役立ちます。

自動ポンチ

自動ポンチは、被加工物に穴を開ける際に使用されるもので、ハンマーなど必要とせずに手で簡単にガイド用の穴を開けられることが特徴です。

自動ポンチは、中にバネが内蔵されていて、加工対象物を押したときの反作用がバネに蓄積されて、そのエネルギーを再び穴あけのために使うという仕組みになっています。

自動ポンチは便利ですが、硬い素材に使うのには向いていません。

ステンレスやアルミニウムなど、柔らかい材料にガイドをつけるのに適した工具です。

穴あけポンチ(皮抜きポンチ)

穴あけパンチは、中空状の形状をもったパンチで、文字通り穴をあける際に用いられるパンチです。

柔らかい金属板、皮、布のような柔らかい材料の表面に穴をあけるのに適しています。

穴あけパンチを使うときは、固い土台を用意して、その上でパンチ作業をするのがコツで、そうすることで力が逃げずに上手に穴をあけられるようになります。

穴あけパンチは、その用途として皮の穴あけによく使われることから、皮抜きポンチとも呼ばれます。

マーキングポンチ

マーキングパンチとは、加工物の表面にエンボス加工や特定のテクスチャーを施すためのパンチのことです。

レターポンチ

レターポンチとは、文字を刻印するためのポンチです。

アルファベットや数字を形をしたポンチを加工物に当てることで、加工物の方に文字を刻印することができます。

レターポンチの用途の1つとして、皮素材の表面に文字を刻印することがあります。

ポンチを使う際の注意点

ポンチを使う際には、以下のことに注意が必要です。

  • ポンチは、作業内容や対象となる材質に合わせて適切なものを選ぶ。
  • 軽いポンチには、軽いハンマーを組み合わせて使用する。
  • 通常硬度のポンチを硬い金属に使用しない。
  • ポンチは角度を確かめてから使用する。
  • ポンチの先が傷んでいる場合は、修理してから使用する。
  • 穴あけポンチを厚みのある板に使用しない。

まとめ

ポンチの種類や用途のまとめでした。

この記事が、ポンチへの理解を深めるのに役立つようなら幸いです。