機械工具

7種類のプライヤー(工具)【特徴と用途】

プライヤーの種類【特徴と用途】

プライヤーの基本的な用途は掴む、挟む、切るなどですが、種類によって得意とする動作や対象物が変わってきます。

例えば、細かい作業を得意とするプライヤーから、大きなものをしっかり掴むのに適したプライヤーなどです。

ここでは、プライヤーの種類と用途、ペンチとの違い、選定のポイントを解説していきます。

プライヤーの種類

ここからは4種類のプライヤーを紹介していきます。

コンビネーションプライヤー

コンビネーションプライヤーは、開口部に3つの部分を備えた多用途に使えるプライヤーです。

先端部分は平らなギザギザに、先端のすぐ下にはパイプのような丸みを帯びた表面をつかむための顎になっています。

コンビネーションプライヤーは、支点部分が固定リベット式ではなく、スリップジョイント式になっています。

金属の圧着、輪切り、ワイヤー、柔らかい釘の切断などに使用できるほか、ナットやボルトを緩めたり締めたりするのにも活用できます。

プライヤーの中では最も汎用性の高いものです。

シンノーズプライヤー

コンビネーションプライヤーの中でも、細いノーズ部分を持ったプライヤーです。

英語のthinが細いことを意味するので、シンノーズプライヤーと呼ばれています。

ベントノーズプライヤー

ベントノーズプライヤーは、開口部分が曲がった形状になっていて、通常45度または90度の角度で傾斜しています。

先端が曲がっていることで、普通のプライヤーだと持ち手が邪魔になる場面でも使えますし、細かい作業をするのにも適したプライヤーです。

電気工事や、ジュエリーの製作、ワイヤーの形を整える作業などで活躍します。

ウォーターポンププライヤー

ウォーターポンププライヤーは、配管工事で使われるプライヤーです。

開口部を多段階に調整できるので、小型のボルト・ナットから、水道管のようなパイプまで、様々なものを掴むことができます。

また、持ち手の柄が長いので、掴んだものを力を入れてしっかりホールドすることもできます。

モーターレンチや、パイプレンチなどと一緒に使われる工具です。

ロッキングプライヤー

ロッキングプライヤーは、開口部の顎がロックするように作られたプライヤーです。

ボルト、ナット、パイプなど、対象物をしっかりロックすることができます。

サビや腐食、締め過ぎなどで回らない頑固なボルトやナットに有効です。

ロッキングプライヤーのことをバイスグリップとも呼びます。

オイルフィルタープライヤー

オイルフィルタープライヤーは、歯がついたC型の開口部になっているプライアーです。

C型の片方が、もう片方よりかなり長くなっているのが特徴で、自動車のオイルフィルターのケーシングを外すのに使われます。

自分でオイルフィルターを交換するのが好きな人には、必需品のプライヤーです。

ホースクランププライヤー

ホースクランププライヤーは、ばね、ホース、クランプなどを掴むためのプライヤーです

歯の部分が格子状になっているので、掴んだホースが滑らずに外れにくくなっています。

また狭い場所や奥まった場所でも使用できるようになっています。

ラジエターホースなど、ホースの固定に使用されるバネ状のホースクリップの脱着に適したプライヤーです。

ペンチとプライヤーの違い

ペンチは、物を掴んだり、配線などの細かい線を切断したりするのに使われます。

物を掴むことや固定することにおいては、プライヤーと似た構造を持っています

英語ではプライヤーとペンチは区別されておらず、どちらも「Plier(プライヤー)」と呼ばれています。

日本では、一般的にペンチはプライヤーよりもサイズが大きく、より大きなものを掴むのに使われます。

最も一般的なペンチは、以下のような形状をしています。

プライヤー選定のポイント

プライヤーを選ぶ際に重要となるのが用途です。

例えば、パイプのような太いものを掴みたい場合は、ウォーターポンププライヤーがおすすめですし、さらに大きなものを掴んでロックしたいのであればロッキングプライヤーがおすすめです。

汎用的に使えるものが1本あればよいということであれば、コンビネーションプライヤーがあればよいでしょう。

まとめ

ペンチの種類と用途に関して解説しました。

こちらで紹介したペンチの種類と用途が選定の参考になれば幸いです。