機械工具

5種類のペンチ【特徴と用途】

ペンチの種類【特徴と用途】

ペンチは、切断、ねじり、クランプなど、多くのテクニカルな操作に使用される工具で、最も広く使われている工具の1つです。

そんなペンチにも様々な種類があり、種類によって特徴や用途が変わってきます。

ここでは、ペンチの種類、プライヤーやニッパーとの違い、ペンチ選定のポイントについて解説していきます。

ペンチの種類

ここからは5種類のペンチの紹介していきます。

標準ペンチ

標準ペンチは、銅線や鉄線の曲げ・ねじり・切断、電気ケーブルや電線、針金等の切断等ができる標準的な機能を持つペンチです。

開口部の先端はギザギザになっていて小さいものでも握れるようになっていて、根元は丸いギザギザになっていてチューブなどの太い丸いものをつかみやすくなっています。

標準ペンチは、針金や配線コードをしっかりと切断できるのと同時に、太めの配線も切断できるようになっていて、家庭のDIYでも最も汎用的に使われる工具の1つです。

ラジオペンチ

ラジオペンチは、長い顎が先細りになっているペンチのことです。

ラジオペンチは先端が尖っている分だけ、小さいスペースや小さいものを対象に作業をするのに向いています。

根元付近には切断用のエッジがあります。

ラジオペンチも標準ペンチと同様に多目的な用途で使われて、ワイヤーを掴む、曲げる、切る等に使用できます。

ピンセットラジオペンチ

ピンセットラジオペンチは、ラジオペンチの先端をさらに細くしたペンチです。

ラジオペンチよりもさらに小さいものを取り扱うのに適したペンチです。

電工ペンチ

電工ペンチは、主に電気技師が扱うペンチです。

電工ペンチには、電気配線を圧着するための先端部と、配線を切断するためのブレード部分があります。

主な用途には、電気配線の切断、電気配線の被覆の除去などです。

電工ペンチの各穴は、複数の電線のサイズに対応できるような大きさになっています。

電工ペンチは圧着ペンチとも呼ばれます。

丸ペンチ

丸ペンチは開口部が丸い形状をしたペンチです。

電気工事で使用されるほか、宝石を使った宝飾品やロザリオを作成するために使用されます。

ペンチとプライヤー、ニッパーとの違い

ペンチと似た工具として、プライヤーとニッパーがあります。

それぞれの違いを見ていきましょう。

ペンチとプライヤーの違い

プライヤーは、物を掴んだり、固定したりするのに使われて、その用途はペンチと似ています。

構造的に差異はあるものの、基本的に物を挟むための構造はペンチと同じです。

英語ではペンチとプライヤーは区別されておらず、どちらも「Plier(プライヤー)」と呼ばれています。

日本では、一般的にプライヤーというとペンチよりもサイズが大きく、より大きなものを掴むのに使われます。

最も一般的なプライヤーは、以下のような形状をしています。

ペンチとニッパーの違い

ニッパーは、掴むことよりも切断することに特化した工具です。

ペンチの開口部には、ギザギザの形状で物を掴む部分と線材を切断する部分がありますが、ニッパーの開口部には、基本的に切断できる部分しかありません。

ニッパーは先端まで切断用のブレードが伸びているので、細かいものを切るのにも向いています。

配線などの切断のほかに、細かい樹脂部品(例えばプラモデルなど)の切断にも向いています。

代表的なニッパーは、以下のような形状をしています。

ペンチ選定のポイント

ペンチを選ぶ際に重要となるのが用途です。

細かいものを取り扱うならラジオペンチを、電気配線を主に取り扱うなら電工ペンチをおすすめします。

それ以外の用途であれば、まずは汎用的な標準ペンチが1つあれば十分でしょう。

ただし、ペンチだとサイズの大きな物は取り扱えないので、大きな物を取り扱う場合はプライヤーを使いましょう。

まとめ

ペンチの種類と用途に関して解説しました。

こちらで紹介したペンチの種類と用途が選定の参考になれば幸いです。