機械工具

6種類のドライバー(工具)【特徴と用途】

ドライバー(工具)【種類と用途】

ドライバーは、ネジを回すための機械工具です。ドライバーは、平らな、または十字型の端を持つ金属棒で構成されており、ねじの頭の上部にはめ込みます。

ドライバーの種類

ここからはドライバーの種類について解説していきます。

ヘッドによる分類

ドライバーには、ヘッドでの分類と持ち手での分類があります。

まずヘッド部分の形状による分類です。

プラスドライバー

プラスドライバーは、プラスネジを着脱するために使われるドライバーです。

19世紀にプラスネジとドライバーを発明したヘンリ・フィリップスにちなんで、英語ではフィリップスドライバーと呼びます。

プラスネジは、ドライバーとネジを十字型に固定できる、すなわちドライバーとネジの接点を増やせるため、強いトルクで締結することができます。

また、電動ドライバーのように強いトルクがかかる工具を使う場合も、プラスネジの方が適しています。

プラスドライバー(プラスネジ)は、締結ネジの大多数で使われている形状で、自動車、機会、建設、木工など様々な分野で活躍する工具です。

ただし、ネジの締結力に対して、溝で保持できる力が弱いので、一定のトルク限界を超えると、ネジの頭をなめる(ドライバーがネジの溝に保持できずに滑る)という現象が起きます。

溝を何度もなめてしまうとネジを回せなくなってしまうので、注意が必要です。

マイナスドライバー

マイナスドライバーは、先端が一文字になったドライバーで、同じく一文字の溝が切られたマイナスネジを締めたり緩めたりするのに使われます。

マイナスネジには、プラスネジに比べると、溝に汚れが溜まりにくく、溜まった汚れを除去しやすいという特徴があります。

一方で、マイナスドライバーとマイナスネジの接点は、プラスドライバーとプラスネジの組み合わせよりも少ないので、大きなトルクをかけにくいという欠点があります。

マイナスドライバーは、家具製造、電気工事などで使われるほか、時計にもよく使われます。

高いトルクを加えにくいことから、電動タイプは少なく手動タイプが多く見られます。

ソケットドライバー

ソケットドライバーとは、先端が六角ソケットになったドライバーのことです。

ソケットドライバーは、ソケットレンチなどのレンチの代わりとして機能でき、六角ナットや六角ボルトを緩めたり締めたりする作業に使われます。

関連記事:レンチの種類【特徴と用途】

トルクスドライバー

トルクスドライバーとは、溝が星型になったドライバーのことで、星型ドライバーと呼ぶこともあります。

主に自動車業界や、家電業界、セキュリティ分野などでよく使われるドライバーです。

ドライバーの先端になっているので、プラスドライバーに比べると同じ力でより大きなトルクを伝達できます。

また、ネジの頭をなめることも少ないので、ネジの寿命を長く保つことにもつながり、高速回転の電動工具でも安心して使うことができます。

スクエアドライバー

スクエアドライバーとは、先端が四角の形状をしたドライバーです。

スクエアドライバーは、カナダの発明家ロバートソンによって発明されたので、英語ではロバートソンドライバーとも呼ばれます。

ネジが正方形の溝になっているので、プラスドライバーよりも大きなトルクをかけることができます。

また、トルクスドライバーの先端は、わずかにテーパー形状になっているので、ネジの溝を的確にロックできるようになっているので、ネジをまわすときに頭をなめる心配も少なくなります。

そのため、トルクスドライバーと同様に高い耐久性を期待でき、自動車や家具産業などで使われています。

ヘックスドライバー

ヘックスドライバーとは、先端が六角形の形をしたドライバーです。

六角レンチの一種として考えることもできます。

関連記事:六角レンチの種類【特徴と用途】

持ち手による分類

持ち手によっても分類することができ、特に以下のタイプは特殊な持ち手として知られています。

電工ドライバー

電工ドライバーとは、持ち手のハンドルが大きな丸形になっていて、ドライバーを回すときに力が入りやすい形状になっているドライバーです。

主に電気工事におけるねじの取り付け・取り外しに使用されるため、電工ドライバーと呼ばれています。

スタビードライバー

スタビードライバーとは、持ち手からヘッドまでの全長が短くなっているドライバーです。

通常の長さのドライバーが入らないような狭い場所でも使えるのが特徴です。

動力による分類

動力によっても分類できます。

手動ドライバー

文字通り、手で回すタイプのドライバーです。

電動に比べると、トルクのコントロールが難しかったり、ネジの着脱スピードが遅くなったりしますが、安価に手に入るので、様々な場面で汎用的に使われています。

電動ドライバー

電動(主にバッテリー駆動)で動くドライバーです。

ヘッドの形状を変えることで、様々なタイプのネジやナットを回ることができます。

ネジやナットの着脱スピードが早いので、多数のネジやナットを取り扱うときに便利です。

まとめ

ドライバーの種類や用途のまとめでした。

この記事が、ドライバーの理解を深めるのに役立つようなら幸いです。